町名の謎【新宿編 その9 -高田馬場駅周辺-】

東新宿駅(大江戸線)~高田馬場駅(東西線)近辺

都営地下鉄大江戸線の東新宿駅から~東京メトロ東西線の高田馬場駅近辺の町名の由来についてご紹介します。

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河田町(かわだちょう)

詳細は不明。町名にある河や田との関係は推測できるが、由来がはっきりしない。

若松町(わかまつちょう)

かつて、幕府にこの地から正月の門松を納めたことからこの名がついた、といわれている。

余丁町(よちょうまち)

もと武家地であったが、明治2年に東大久保4丁目となった。明治5年に大久保前町を合併したとき、「四」の字が縁起が悪いというので、「余」を使うようにした。

戸山(とやま)

昔は和田戸と呼ばれていた。ちょうどこの和田戸の台地の方が山状に見えることから和田戸山と称されるようになり、後に「和田」が略され戸山となった、といわれている。

戸塚(とつか)

洪水を戸を使って避けたこと、古墳が10基あったこと、富塚という塚があったこと、など諸説ある、古くからの村名が町名になっていた。ほとんどが高田馬場、西早稲田になってしまったが、1丁目の一部だけ、住居表示に反発し戸塚の名を残している。

西早稲田(にしわせだ)

戸塚町の一部であったが、この地に出来た大学が早稲田大学という名になったために昭和50年の住居表示によりこの名になった。西がつくのは実際の早稲田町の西にあることから。