だって好きなんだもん「第9回・ダイエット 失敗の秘訣」
今までいったい何十回くらいダイエットを決意しただろうか。しかしその決意は三日坊主ならぬ一日坊主、時には3時間坊主だったりする。根性ってナニ?みたいな。そうこうしているうちに、この10年で10キロ以上も太ってしまった。三十路に入ってからは8キロか・・・?私は身長が約170センチなので、20代前半の頃はオリーブだのバンビちゃんだのと言われたこともあった。
それが今では「キミ、貫禄あるね~!」と人々を唸らせるほど成長してしまった。幼い頃は好き嫌いが多かったせいか身体検査ではいつも「痩せすぎ」と言われ、どうしたら太れるのか頭を悩ませたはずなのに、大人になってお酒を飲むようになってからは奇跡的に好き嫌いが無くなった。その結果、何の努力もせずにガンガン太っていった。
その原因を医学的に考えると、加齢による基礎代謝量の低下や不規則な食生活、ストレスなどあるのだが、私にとっての最大の敵は「便秘」である。そう。何をやってもイマイチなのは最大の敵を倒せないからなのだ。
汚いお話で恐縮だが、本当にコレはダイエットの敵である。便秘やダイエットに無縁の方向けに簡単に説明致しますと、本来、摂取したものは胃腸で消化吸収され、必要以上の栄養分やカスが便となって体外に排出される。
しかし便が大腸に長居すると、排出されるべき過剰な栄養素も吸収する。そして慢性の便秘(便秘には痙攣性や過敏性などあるが、私の場合は大腸がヤル気無し、トロい。)の場合、体内に留まる時間が長いため、様々な種類の毒素(硫化水素、スカトール、インドール、フェノール、アンモニア、メタン等々)が異常発生してしまう。その毒素を解毒するため肝臓は寝る間も惜しんで馬車馬のように働き通しになる。
結果、肝機能が低下しまくり脂肪を分解する気力も失せ、毒が身体中を駆け巡り、肥満・肩こり・頭痛・肌荒れ・慢性疲労などなどなどを引き起こし、行き着くところは癌だったりするのである。怖い。ホントに怖いのだ。
実は私、便秘が原因で病院に担ぎ込まれたことが2回ある。最初は25歳の頃、仕事中に顔面蒼白・冷や汗タラタラな尋常ではない腹痛が起き、保健室のオバチャンには「盲腸かも!」と脅され、課員が全て外出中にも拘らず、課長に書置きを残し大学病院に駆け込んだ。内科、消火器内科、産婦人科をタライ回しにされた挙句に下された診断は「便秘」。ショックだった。産婦人科の先生が私の腸のレントゲン写真を見るやいなや、「キミ、詰まってるねぇ~、原因はコレだなぁ~。」と言ったのだ。
まさか産婦人科で便秘を指摘されるとは思ってもいなかったので、恥ずかしいより悲しかった。その後は腸の通りを良くする為に様々な対策を取ってきたのだが、二年後にまた悪夢が私を襲う。「今度の痛みは病気以外のナニモノでもない」と自信を持って言えるほどの痛みだったのだが、駆け込んだ病院のお爺さん先生はこう吐き捨てた。
「ただの糞づまり。大袈裟だねぇ、お嬢ちゃん。」
こんな過去を持つ超便秘性の私が若い頃のスレンダーボディを保てるはずが無い。(今思えば、痩せていた頃も下腹はポッコリ出ていて、当時流行ったボディコンはイマイチ似合わなかった。)そして年月が経てば経つほど人間の腸は汚れていくのだから、さらに毒素は無法地帯の大放出、お酒も飲むから肝臓はクタクタのボロボロ。
これじゃぁ例え高価なダイエットサプリを飲んだところで効果は半減、下手したらゼロ。お金をドブに捨てるようなものだ。いったい今まで何十万円をドブに捨ててきたことか。。。とにかく、ダイエットは勿論、健康を手に入れるためには絶対に便秘を治すしかないという結論に達した。今まで試してきた健康食品、お茶やサプリメントではない根本的に治す方法。
そして最近、偶然ある秘策を発見してしまった!もう、この方法を試さずに何をしろというのか!と言いながらも実はまだ試してないのだが、想像の世界では大成功を収めている私(←幸せ)は既にもう友達に薦めまくっている。しかし皆、腰が引けている。無理も無い。それはカナリ衝撃的な方法だからだ。その方法を聞いて「楽勝~!」と喜ぶ人は殆どいないだろう。でも、私はヤルぞ。自らが実験台となり便秘を克服し肥満を解消、勝ち組になるのだ~っ!もう「ただのダイエットオタク」とは言わせない。
今月中には材料が揃いマル秘作戦を開始できそうなので、今はイメージトレーニングに励む毎日だ。来月あたりにはココで報告出来ることを楽しみにしている。
(非常に汚い話になると思うので、もしかしたら報告を止められるかもしれないが。)成功した時のことを想像すると今から高笑いが止まらない、なんともオメデタイ私なのだ。
オーッホッホッホッホッ!