だって好きなんだもん「第6回・負けるな老いぼれプー太郎! その1」
すっかりご無沙汰をしております。
これには訳がございまして・・・。今まで勤務先のパソコンを使ってこの原稿を入力していました。自宅に自分用のパソコンが無かったので、会社で作るしかなかったのです。ずっと前から欲しい欲しいとは思っていたけれど、なんたって蓄えが無いもので諦めていました。で、一ヵ月半もこのエッセイが滞っていたということは、そうなんです、退職しちゃったんです。会社のパソコンが使えない状況に陥った訳です。
1月末で派遣社員の契約期間が終了するにも拘らず、次の仕事もすぐ決まるだろうとタカをくくっていた私がおバカでございました。二月に入り、登録してあるいくつかの派遣会社に連絡をしてみても、返ってくる答えは「今は時期が悪いです。決算前なので条件の良いお仕事がありません。」そうは言ってもそのうちきっと・・・なーんてプラプラしながら待てど暮らせど連絡は無し。さすがに焦って考えました。「最後のチャンスと思って正社員に応募してみようかなぁ。」一念発起だー!と求人雑誌を買い漁り、ページをめくれど溜息ばかり。
何故なら、この不況の最中に私のような年寄り(34歳)を快く受け入れてくれる企業があまり無い。「応募資格30歳位迄」とか「33歳迄」とか、まるで34歳以上は女じゃないような扱い。トホホ・・・。企業側としては、若い方が賃金も安いし他の社員とのバランスも良いというのが言い分でしょう。でもねぇ。年寄り女には今まで培ってきたキャリア(なんちゃって)がある訳だし、即戦力になると思うのよぉ。
別に高い給料じゃなくても良いから、もうちょっと「女は若けりゃOK」的な考えを改めてくれないかしら? などと卑屈になってしまうのだ。なかにはこんな求人広告もあった。「当社は学歴・年齢・キャリアは一切問いません。欲しいのは貴女のヤル気です!」と言っておきながら、「応募資格 短卒以上26歳迄」ですって。もうこれは返す言葉がございません。頼まれたってそんな会社に行きたくないわさっ!と負け惜しみを言いながらヤケ酒を飲むのが精一杯の34歳でありました。
まぁ、そうこうしているうちに某有名企業の子会社が出したアルバイト募集の広告を見つけ、時給も高いし暫くはバイトで食い繋ごうと応募してみました。しかし!その面接で私は顔から火を噴くほどの大恥をかき、シドロモドロで見事に撃沈。自分の無知を曝しまくり自己嫌悪。その晩はまたまたヤケ酒を飲んだのは言うまでもありません。でもその大失態のお陰で、自分用のパソコンを買うことが決まったのです!だから今、おニューの(言い方が古いねぇ)マイパソでこの愚痴話を書いているのだ。し・あ・わ・せ。
その大失敗と奇跡のストーリーは次回のお楽しみということで。。。