だって好きなんだもん「第5回・イマドキって???」
今年も各地で大荒れの成人式典が催されました。
近頃の新成人の御姿は、たった三十数年しか生きていない私にとっても不思議でなりません。この数年、いったい何がどうしてどうなって、あの調子になってしまったのでしょうか。テレビのインタビューに応じる彼らが殆ど必ず言う言葉、「目立ちたいから」。何故目立ちたいのか、目立つ為に何故あのような方法をとるのか、オバサンには理解できません。現代の若者心理など語れるほど知識は無いので偉そうな事は言わないけれど、彼らには何と言うか、、、「考えるチカラ」というものが欠落しているように思えるのです。
自分で考えるというのは、やりたい事をやりたいようにやるだけではなく、その行動を取ることによって起こる事態を予測したり、展開していく能力も必要とするのではないだろうか。
時には後先の事ばかりを心配して勇気を出せない場合もあるけれど、悩んで悩み抜いて結論を出した時、必ず自分には「新しい芽」が生まれていると思う。人間はいつでも何歳でも、色々な場面に遭遇し挫折し這い上がり、生きる力と技を身に付けて行く動物だと思う。
「近頃の若い子」を責めたり見ないフリをするのは簡単だけれど、じゃあ一体何故こうなってしまったのか、「大人」と呼ばれる人々はもっと真剣に考えるべきではないかしら。
子供達の本来持っている可能性と実力の芽を摘んでいるのは、実は我々大人達じゃないかしら・・・と思うのです。自分を含めて、ちょっとしたマナーやルールを守れない大人は沢山いる。そんな我々が、「イマドキの若い子は・・・。」なんて言えないと思う。
自分の都合と子供を一致させようとしている親が多すぎる。
子供に迎合する親が多すぎる。
そしていつでも電車内は醜い光景に溢れている。ミニスカートにも拘らず大股ひろげて座っている自分の娘に注意しない母親。小さい孫にドロドロ溶けたアイスクリームを食べさせるお祖母さん。シートに逆さまになって座る?(要するに逆立ち状態)小学生の息子を注意しない母親。風邪をひいてクシャミが止まらない息子にオニギリを食べさせる母親。(クシャミする度にご飯粒が飛んで来てヒヤヒヤした。)
もう、どーーーーなってるの!?と呆れる事しか出来ない奇行の数々に、通勤電車の中で私の血圧は上がりっ放しである。親や祖父祖母と一緒にいるのに、他人の私が注意して良いものだろうかと悩んで悩んで悩み込むと、とても身体に悪い。とてもストレスが溜まるのだ!頼むよ、世の中のお父さんお母さんお祖父さんお祖母さん、
貴方たちが育てているのは、将来の日本を背負って立つ金の卵なんだゼ!!