江戸の京むすめ「第6回 実家に帰らせて頂きます!」

ってね、ウチらも人並みにケンカしますけど、今回の帰京は別に『アンタなんかもう知らないわよっ!」』(何故か関東弁)なんてシチュエーションではなかったです(笑)。どちらかと言うと、慣れない生活に少々疲れ気味やった私を気遣って相方がバカンスを用意してくれたようなモノでした。

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梅雨が明けたのか明けてへんのか、夏は来たのかまだ何処やらで油を売ったはるのか、季節感が狂ったままの東京を後にしたのが8月1日。35度を超える猛暑の京都から『やっぱりこっちは暑いわぁ』とメールを打ったら、何と私の放出と同時に東京にも夏が来たとか。

私ね、紫外線に弱いんです。5分も当たっていようものなら肌は大火傷。だからお外に出る時は日傘や帽子を手放せません。加えて天性の?晴女なので雨に降られる事は先ずなくて・・。つまり東京での曇り空は、まさに私好みの天気でした。

そやしかなぁ・・。私の為に誰かがコントロールしてくれたはるんかなぁ・・。東京に戻って来たら、また冷夏。いやいや、秋?ん?初夏?だって梅雨前線だか秋雨前線だかが停滞してるわ、9月下旬とか6月中旬とか言う気温やわ・・。ちょっとっ、お洗濯モノが乾かへんやないのっ。

ところで、京都での活動報告?です。

唐突に何なのですが、ウチの相方は日本で一番速い車に乗っています。私のトレノちゃんより数百倍速いです。出張帰りの仙台から葛飾の家を経由して、一足先に京都入りしていた私の元へそのまま来てくれたので、関西での移動は専ら車でした。

西宮にある元上司のフランス料理店や、元同僚が働いている淡路島のホテル(某フットボールチーム泊)など、事故渋滞だらけの阪神高速を我慢強く走りながら、お昼間は何故か兵庫県ばっかり。折角京都にいるのに?何で?一番疑問に感じていたのは彼氏やと思います。

その理由はまだ彼にも話してません。

業界でお世話になった人たちへの挨拶?もちろん、その意味もありました。でもね、本当は・・震災から立ち直った神戸を見せたかったんです。別にその行為を賞賛して大袈裟にするつもりも、それを盾に見返りを求めるつもりもありません。こう言う場で公言する事すら気が咎めます。そやけど敢えて書かせて下さい。ウチの彼が勤める会社の皆さんは、無償無休のボランティアで震災の復興に貢献してくれたはりました。

京都では震度5を記録しましたが、ウチは大した被害もなく、ニュースでも最初は『酒屋でお年寄りが転んで怪我』程度の情報しか流れていませんでした。ところが、蓋を開けてみるとあんなに大規模な被害。当時の私は高校生。バイクの免許も十分な金銭も持っていませんでした。行きたいのに行けない、何も出来ない。ミッションスクールだったので、毎朝礼拝があったのですが、『被災者の方の為に祈りましょう』と言われるのが妙に腹立たしく、家を失い、家族を亡くした友人がいる傍で、自分のちっぽけさを思い知らされました。

そんな時、彼や、その会社の方々は態々東京から神戸に来てくれたはったんです。

関西人として、一番身近な彼にお礼をしたかった、ってのはちょっと格好付け過ぎですよね。でも、とにかく見せたかった。私なんて神戸の映像を見るだけで泣いてしまって、しばらくはそこへ行く事さえ避けていたのに、彼はまるで“空襲後”とまで言われたあの光景を目の当たりにしていたんですから・・。

失礼して、ここからは相方へ。

直接言うのは恥ずかしいから、反則技を使うわ。
『ありがとう』

2人で浴衣を着て見に行った宇治川の花火がとても綺麗でした。

-今回お世話になったお店-
*Restaurant Bonne Chere (ボンヌ・シェール)
シェフのお料理はスゴイです。何がスゴイって、とにかくスゴイです。『だってオレやもん』(シェフ談)

しかもシェフはオトコマエです。ジャン・レノに似てます。レジ横に飾ってある写真(シェフ若っ!)は必見です。←持ち出し不可。お店は阪神西宮駅と、阪神百貨店の目の前。お買い物帰りにも便利です。メニューにないお料理でも予約時に相談すれば作ってもらえます。“ナミスペシャル”を注文すると、エビのフルコースが出て来ます。(要予約)もっ。とにかく行ってみて下さいっ!絶対幸せになれますっ!京むすめウソつかないっ。

*淡路島の某外資系ホテル
許可を取っていないので実名は挙げられませんが、明石の鯛と蛸を堪能したいならココの和食へ。“鯛ご飯”はヤバイです。興奮し過ぎて鼻血が出ます(謎)。必食っ!この間食べた枝豆のミルク豆腐もすごかった・・。Rちゃん、はよ東京においないや!(個人的メッセージですみません)

ナミ

ナミ

東男の父と京女の母の元、途中まではお嬢様教育を施されたお転婆ワガママ一人っ娘。京都生まれの京都育ち、27歳。自称レストランサービスコーディネーター(自分で作った職業名)。 仕事=趣味の生き方が災いしてか、度重なる縁談にも縁がなく独身。イギリスではパブでライブを、フランスでは1つ星レストランで異次元な体験を・・そして帰国後に麻布十番から葛飾を経由して現在は江戸川のほとりで暮らしています。さてさて、ここでも素敵な出来事が目白押しの予感・・・。

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