
地域に根ざしてご活躍をされている店主の方々へのインタビューをお届けします
| 第47回 「治療家としての姿勢」 三才鍼灸治療院 院長 小西さん | ||||||||||
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開業しておよそ25年が経つ。練馬に治療院を構えたのは6年前のことだ。それ以前は、おなじく西武池袋線の富士見台で治療を施していた。当時は鍼灸を中心に行なっていたが、現在はそれだけに止まらず、指圧やマッサージ、運動整体などその治療法は幅広い。
三才鍼灸治療院を営む小西さんは言う。 「いろいろな症状を抱えたお客様がいて、また鍼を好まない方もなかにはいらっしゃいます。治療家としてさまざまなニーズに応えようと思い、施術の幅を広げました」 しかし、一言で「幅を広げる」といっても、容易いことではない。たしかに現代はからだに対するケアが多様化しているが、一方、同業異種が医療の免許制度の枠を超え、独立して看板を掲げている印象を受ける。だが小西さんの引き出しには、特別な準備をしなくともすでに幅広い技術や理論が詰まっていた。 「からだの歪みを治す方法論は、いくつかあります。私はこの仕事を始めた当初から、学ぶならすべてを身に付けたほうが役立つだろうと思いました。これまでにいろいろな経験を積んできているので、いま治療の幅を拡げることができています」 肉体表現に興味があり、若いころはトレーニングに励んでいたという。そのうち、人間のからだには歪みがあるのだと知った。本人がまっすぐ立っていると思っていても、客観的に見れば歪んでいることが多い。生活するなかで、からだに傾向が生まれるからである。そして小西さんは、「歪みや生活習慣が引き金となって、悪いものを体内につくり出す」という考えに辿り着き、治療家として生きることを決めたのだった。 「でも、べつに難しいことをやっているわけではないんです」小西さんは言い切る。 「病気は本来、からだが治すもの。『三才』とは天地人を意味するのですが、つまりひとは自然に逆らわずに生きることが基本なわけです。ですから私のなかでは、治すというよりも、からだがうまく働くように“手助けする”という感覚が強いですね。患者さんのどこが悪いのかを適切に見極めることが、まずは大事だと思っています」 治療の幅が広ければ、利用者の層もまた、10代から高齢者までと幅広い。症状も肩こりや腰痛、腱鞘炎などさまざまだ。それぞれに対し、生活習慣から生まれる歪みを見極め、予防から治癒まで肉体の面倒を見る。 「改善して喜んでいただけるのは、うれしいことです」と、小西さんは笑顔を見せた。治りたいと願う利用者の期待を胸に、自身の引き出しを開け、手助けする。それが、治療家として生きる小西さんのまっすぐな気持ちである。 取材・文◎隈元大吾 |
![]() 院長の小西さん ![]() 練馬駅近く 家庭的な雰囲気の治療院 ![]() |
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三才鍼灸治療院
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